親族について(叔母B編)
[叔母Bについて]
叔母Aとは違い、叔母Bは温厚な性格でした。
子供の頃は、叔母Bの事が大好きでした。
母よりも叔母Bに懐いていました。しかし後に叔母Bの裏の顔を知ることになるのでした…
我が家は、祖父のせいで、外食はもちろん、何処かに家族で出かける事はありませんでした。
しかしそんな私を不憫に思ってか、叔母Bは自分の家族と一緒に私を色んな所に連れて行ってくれました。
叔母Bには、息子が2人いましたが、その2人とも仲が良かったのでホントに姉弟のように遊んでいました。
アクティブで、いつも外に遊びに出かける叔母Bの家の子にさえなりたいと思いました。
叔母Bは、口がうまく仲裁もうまかったので、唯一祖父を手なづける事が出来ました。
祖父には大変好かれていました。
祖父と叔母Bが一緒に暮らしたら良かったのに…とさえ思いました。
叔母Bは、仕事やら離婚やらで、住居を点々としていました。そのせいで転校も多く、長男が引きこもり化をしてしまいました。
それから現在まで、ずっと引きこもりです。
多分その頃から叔母Bも、少しおかしくなってきたのかな?
叔母Bの中で、絶対的な考え方がありました。
それは、親族の中で一番の出来損ないの子は、リネルルだから、自分の長男は最下位ではない!!リネルルよりは長男は全然マシだ!!という自信です。
兄も叔母Aの子供たちも、頭がよく秀才なので、比べても敵わない。唯一比較できるのが私で、私は母や叔母達の中では、出来損ない呼ばわり。
つまり自分の長男の方が断然上!という考え方らしいです。
私も当時、母からは勿論、叔母達からもイトコ達からも散々けなされ続けてきたので、自尊心などは全くなく、何を言われても「私は何も出来ないクズなんだ…」という思い込みがあったので、受け入れていました。
叔母Bの態度が急変したのは、私の結婚が決まった時でした。
その少し前から、ある出来事をキッカケに少し叔母Bに不信感を抱き始めていました。
私は入籍をしてすぐ、妊娠しました。
結婚式は安定期に入ってからということで、招待状を叔母Bにメールで送りました。ついでに妊娠の報告もしました。
…がいつまでたっても、返事がありません。
さすがに人数の把握が出来ないと困るので、電話もしましたが、出ませんでした。
と思ったら、いきなり我が家へアポなしでやってきました。お土産を持ってきたとかで…
結婚式を出席するかどうか直接聞いたら、
「するに決まってる!結婚式中の祖父の面倒は私が全て見るから任せておけ!」
と言われました。この時も目が全く笑っていませんでした。
しかし、結婚式当日…叔母Bは出席はしましたが、祖父の面倒など見ずに、ずーと外でタバコを吸っていました。集合写真にも仏頂面で嫌そうな表情をしていました。
とにかく四六時中不機嫌…結婚式にあんなに嫌そうにしている人を初めて見ました。。
私からしたら、大好きだった叔母だし、祝福して貰えると思っていたのに…実際は真逆。
祝福どころか、憎くて仕方なかったようです。
主人にも私の悪口を散々吹き込んだそうです。
出産が近ずく私に
「お前なんかが子供を育てられる訳がない!産むな!虐待死させるに決まっている!!」
とも言われました。
生まれた赤ちゃんを見て
「ブサイクすぎる!酷い顔だ。可哀想に」
と…我が子まで貶されました。。。
とにかく叔母Bは、態度が豹変…会えば酷いことを平気でヅケヅケと言いました。
さすがに耐えられなくなり…主人の転勤で引っ越す時に携帯の番号を変え、一切叔母と連絡を取れないようにしました。
それでも実家に帰るとタイミング悪く出会ってしまい…また散々貶されました。。
最終的には、私の母と叔母Bはある事件をきっかけに不仲になり、叔母Bは実家に近寄る事がなくなったので、会うことがはなくなりました。
叔母Bが豹変した理由…それは
私が結婚、妊娠した事で、自分の長男より私が優位に立ったと勝手に勘違いした事だと思います。
長男に最強のコンプレックスを抱いていた叔母。
しかし私と言う出来損ないがいた事で、自分の長男より下の人間がいると安心していた。
そして出来損ないの私が結婚できる訳がないと思い込んでいた。
しかし私が結婚した事で、私が長男より先に進んでしまったと勝手に思い込み…悔しくて仕方ない。
怒りや悲しみの矛先は全て私にぶつけられました。
叔母Bも精神的に病んでいたんだと思います。
長男が引きこもり….働かず金だけ要求し、気に入らなければ家を破壊。。。
そんな生活の中、私よりは長男はマシだという思い込みで、保っていた精神が、私の結婚により破壊された。
叔母Bには、小さい頃からお世話になっていたけど…最後にこんな仕打ちを受けたら、さすがにもう普通にするのは無理です。
結局叔母Bからも最終的には攻撃を受け…更に心が傷つけられました。
私の親族には、私を傷つける人間しかいませんでした。
それが今の私の基盤を作ってしまったのでしょう。